DeNAが、延長12回の熱戦の末にヤクルトに競り負け、連敗で首位阪神との差が2・5に広がった。

同点の延長12回、2イニング目の入江大生投手(24)が2死一、三塁のピンチを背負って、伊藤の捕逸で勝ち越し点を奪われた。

1回に牧の三ゴロ、宮崎の適時打で2点を先取。2回に同点に追いつかれ、3回に勝ち越されたが、4回に戸柱の適時打で同点。5回に再び勝ち越されたが、6回にソトの適時打で同点とした。

7回以降は、両チームのリリーフ陣が好投。4時間半を超えるロングゲームの末、延長12回に思わぬ形で決着がついた。

三浦大輔監督(49)は「(点を)取って取られてというところで、最後まで食らいついて、追いついたんですけどね。(決勝点は)打たれてないんで、ちょっともったいないなと思います」と振り返った。

救援陣が好投したその一方、打線は8回から5イニング連続で3者凡退に終わった。三浦監督は「んー…。まぁ、そうですね…。何とかしたかったんですけどね」と唇をかんだ。

チームは6月25日に首位に浮上したが、同27日の広島戦に敗れ、2日で2位に転落。同戦から8試合で1勝6敗1分けと苦しい戦いが続く。