西武山川穂高内野手(31)が29日、東京地検から嫌疑不十分で不起訴処分を受けた。

知人女性へ性的暴行を行った疑いで、今年5月23日に警視庁麻布署によって書類送検されていた。送検から3カ月少々での司法判断。楽天戦の試合後に報道対応した渡辺久信GM(58)は「報道のところでの話なので」と事実関係の確認を進めているとし、球団と山川本人との面談については「まだしていないです」。30日以降に不起訴の事実を直接確認することになるとみられ、松井稼頭央監督(47)も「僕の方からはまだ何もお答えすることはできないので」と話すにとどめた。

昨季リーグ2冠に輝いた山川は、昨年11月に東京・港区のホテルで20代の知人女性に性的暴行をしたと、今年5月11日の「文春オンライン」で報じられた。翌12日に「総合的に判断してコンディション調整」との理由で出場選手登録を抹消された。山川本人は弁護士を介して否認を続けながら、埼玉・所沢の球団施設での3軍練習に参加。フリー打撃では持ち前のパンチ力を発揮しながら、2軍や3軍で練習を行う若手野手たちにはアドバイスを送る姿もよく見られる。不起訴により、新たな局面に入ることになりそうだ。

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