鷹鷹の運命を左右する1週間だ。3位ソフトバンクは5日から3ゲーム差で追う2位ロッテ、2ゲーム差で追われる4位楽天との本拠地6連戦に臨む。

CS進出争いの行方を占う勝負どころ。1つも落としたくない重要な局面で先陣を託されたのは、カーター・スチュワート投手(23)だ。「相手がどこでも勝たなければいけない。普段と変わらない気持ちで臨む」と静かに闘志を燃やした。

交流戦から先発ローテーションに定着した来日5年目の右腕。今季ここまで3勝4敗。黒星先行も防御率2・61と数字は安定している。主戦投手を象徴する週の頭での先発はこれで3週連続。当然のように責任感を口にした。「自分がいいスタートをしっかり切れば、チームも1週間いい戦いができる。自分の中では意識してやりたい」。必勝投球でチームに勢いをもたらす覚悟だ。

雪辱マウンドにもなる。前回対戦の8月22日ロッテ戦は6回5失点で敗戦投手。チームもその週は千葉、仙台と敵地6連戦で1勝5敗と大きく負け越しとなり、藤本政権初の借金生活に陥った。スチュワートは「2週間前はあまり自分が良くなかったからチームとしても良くなかった。関係あるとは限らないが、自分は関係あると思う」と責任を感じている。

前回登板のオリックス戦(長崎県営野球場)で自己最多116球の力投を演じ、7回6安打無失点で3勝目を手にした。登板前日のこの日はペイペイドームで最終調整。「回復はしています。本拠地の皆さんの前で早く勝ちたい」。勝負の6連戦初戦で自身のペイペイドーム初勝利を見据えた。【佐藤究】