鯉に引導ローテだ。阪神は8日からの2位広島との直接対決3連戦に、勝ち頭の9勝トリオをぶつける。初戦は村上頌樹(25)、2戦目は大竹耕大郎(28)、3戦目は伊藤将司(27)がスタンバイ。3連勝で10勝トリオを形成し、一気にライバルを突き放してカウントダウンを進める意気込みだ。決戦を前にした7日、甲子園での投手指名練習でも3人に気合がみなぎった。
先陣を切る村上は、10勝左腕床田と投げ合う。「勝てば(自分も3年目で初の)10勝ですし、相手も床田さんでいいピッチャー。挑戦者らしく楽しんで挑めたら」とチャレンジャーを強調した。床田は今季の阪神戦で1完封を含む2戦2勝で防御率0・56。本来は木曜日のローテだが、1日ずらして3連戦の初戦にやってくる。広島もそれほど今回の直接対決に勝負をかけている。難敵とのマッチアップに村上は表情を引き締め「初戦が大事だと思っている」と必勝を期した。
2戦目は大竹だ。残暑が照りつける中、甲子園のマウンドから28球を投じて感触を確かめた。
「(こういう試合は)今までは楽しめないタイプだった。ホークスでも(1位)西武と3ゲーム差で3連戦やって、全然楽しめなかった。でも、その時の自分とは違う自分でいられると思う。落ち着いていける自信はあります」
今季の広島戦では5試合で4勝0敗、防御率0・76。その好相性を買われてローテが再編され、中9日でプロ6年目で初の10勝目を狙う。1週間後の15日、16日も広島との2連戦が控えており、再び村上と大竹の両輪で徹底的にライバルをたたく青写真だ。
3戦目の伊藤将は2年ぶりの2桁がかかる。トリオの思いを代弁した。「3人で3連勝できたら、チームにとってもいい。(村上)頌樹だったり、大竹さんも一緒に10勝できたらいいなとは思います」。チームで2桁勝利を3人以上出せば、21年の青柳、秋山、伊藤将以来2年ぶり。3日連続の10勝投手誕生で、アレへの勢いを加速させる。【波部俊之介】



