記録ずくめの快勝だ! 阪神が2位広島を下し、6連勝で優勝マジックを「10」に減らした。貯金は今季最多の31で、2位とのゲーム差も最大の9ゲーム差まで広げた。

中軸が序盤に快音を響かせた。初回2死から、3番森下翔太外野手(23)が広島先発の床田のカーブを捉え、左越え10号ソロで先制。これが球団の新人右打者では80年に18本塁打を放った現監督の岡田彰布以来43年ぶりだ。

さらに1点リードの2回先頭では佐藤輝明内野手(24)が、床田の直球系のボールを捉え、バックスクリーンへ飛び込む豪快な18号ソロで追加点をたたき出した。今季甲子園10本目で、球団生え抜き左打者の甲子園2桁アーチは、85年の掛布雅之以来38年ぶりの快挙だ。また、3年目では田淵幸一の61本を超え球団新記録となる62本目となった。

投げては先発村上頌樹投手(25)が、8回途中6安打1失点と好投し、3年目でプロ初の2桁勝利となる10勝目を手にした。新人や外国人を除き、前年まで通算0勝の投手が2桁勝利マークは、球団では08年岩田稔(現日刊スポーツ評論家)以来15年ぶりとなった。

若虎の記録的な大活躍も光り、大事な広島との3連戦の初戦を勝利で飾り、「アレ」へ大きく前進した。

▼ルーキー森下が初回に先制の10号。新人の2桁本塁打は昨季の野村勇(ソフトバンク)以来で、阪神では21年に24本の佐藤輝以来6人目。右打者では80年に18本の岡田以来43年ぶり。

▼初回の1発が決勝点となり、勝利打点付きのVアーチがこれで5本目。Vアーチを5本以上打った新人は10年長野(巨人)以来で、阪神では48年別当、69年田淵(9本)に次いで54年ぶり3人目。ちなみに、80年岡田、21年佐藤輝はともに4本だった。