阪神岡田彰布監督(65)は、停滞気味の打線に連日のおかんむりだ。

中日2連戦は、この日の2回に佐藤輝が放った22号ソロの1得点のみで逆転負け。「もう全然やんか、そんなもん。ええ? 何も言わんようになったら好き放題打っとるな。一発で崩れるよ、はっきり言うて」。打線全体に苦言を呈すと、その象徴としてルーキーにも容赦なかった。「森下なんか、もう、本当におかしいな、ちょっとな」。バットの軌道修正を促した23日ヤクルト戦の猛打賞後の2戦連続ノーヒットに、顔をしかめた。

3番森下は右飛、右飛、三ゴ、遊ゴで4の0。梅津らにタイミングが合わず、凡打を繰り返した。優勝決定後の9試合は打率1割1分1厘の低空飛行だ。「危機感? ないない、そんなの。バッティングの内容見たら何にもないやんか。バット振ってるだけやんか。そういうの分からんかなあ」とぼやきが止まらない。

矛先は珍しく4番大山にも向いた。中日2連戦は7打数無安打。「練習の時から全然やろ、大山にしてもな、ひどい。(打撃練習で)最初ショートゴロ3連発やで、今日。見てたら分かるやろ、打てへんって」。実際の試合でも第1打席から2打席連続遊ゴロ。「森下もそうや、フライばっか打って」と、3、4番へのいら立ちを隠せなかった。

22イニング適時打がなく、5回2失点の村上に黒星をつけてしまった。14日にリーグ優勝を決めてから3勝5敗1分け。この9試合だけ見ると、勝率3割5分7厘はヤクルトに並ぶリーグ最下位に該当する。CSや日本シリーズを見据え、大切なゲームが続く。指揮官の目には漫然とプレーしているように映っていた。

バンテリンドームではこの日が今季最終戦。勝てばチームでは07、08年の7勝を超え、最多の8勝になるはずだった。だが2連戦は1分け1敗で、タイ記録止まり。越すに越されぬ名古屋の壁だ。26日からは甲子園に戻り、ヤクルト、中日と戦う。打線が本来の姿を取り戻せるか。CSへの不安を少しでも払拭(ふっしょく)したい。【高垣誠】

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