阪神ドラフト1位森下翔太外野手(23)が韓国プロ野球界の有望右腕を打ち砕いた。みやざきフェニックス・リーグの韓国プロ野球選抜<2>戦(生目第2)に3戦連続の「3番右翼」で先発。初回1死二塁だ。「気持ちだけ短く」バットを持ち、先発キム・ソヒョン投手(19=ハンファ)と対峙(たいじ)。直球2球でカウント1-1とされた後だった。変化球に崩されず対応。ゴロでセンターへはじき返した。
「右ピッチャーだったらどの投手もスライダーが絶対多くなる。そういうボールを1球で捉えられたら、後のバッターも真っすぐが増える。そしたら狙いやすくなると思うし。いい打撃が初回でできた」。この日最速155キロを計測した相手からいきなり先制適時打を決めた。
同投手は昨年9月、韓国プロ野球ドラフトでプロ志望した1165人中の全体1位。同月のU18W杯では日本戦に登板し、球場表示97マイル(約156・1キロ)、テレビの表示では101マイル(約162・5キロ)を記録してメジャースカウト陣をざわつかせた。森下はこの日2打席対戦して2打数1安打。「あそこまで速い球を投げるピッチャーもなかなかいない。(ボールを見られて)良かったかなと思う」。DeNAバウアーら速球派投手と対戦する可能性も高いCSファイナルステージ。貴重な剛速球を体感した。
同リーグ期間中、毎日試合後も球場で打撃練習を行っている。日々の試行錯誤を結果につなげ、ここまで3戦で計10打数3安打4打点。「早めにフェニックスに参加できている意味をしっかり自分の中で捉えて試合ができている。シーズンの後半、点に自分が絡んでない場面が多かった。(残り)2試合あるんで、いい形で得点に絡めるような打撃をしていきたい」。13日からは1軍主力組も宮崎入り。武者修行の成果をCSで発揮する。【波部俊之介】



