ロッテが劇的な逆転サヨナラでソフトバンクを下し、CSファーストステージを突破した。3点を追う延長10回無死一、二塁、藤岡裕大内野手(30)が起死回生の同点3ランを放つと、最後は2死一塁から安田尚憲内野手(24)が右中間を破る二塁打を放った。対戦成績を2勝1敗としたロッテがオリックスとのファイナルステージ(18日開幕、京セラドーム大阪)に駒を進めた。

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○…ロッテが延長10回に一挙4点を奪って逆転サヨナラ勝ち。ポストシーズン(プレーオフ、CS、日本シリーズ)で3点差以上の逆転サヨナラ勝ちは、09年CS2Sの日本ハムが楽天戦の9回裏、4-8から一挙5点を挙げて以来2度目。延長戦では史上初めてだ。

○…安田がサヨナラ二塁打。プレーオフ、CSのサヨナラ試合は15度目。サヨナラでファイナルステージ進出を決めたのは、和田がサヨナラ本塁打を放った04年西武以来2度目。

○…ロッテが勝ち、1Sを突破した。ロッテの1Sは出場8度で7度目の勝ち上がり。1Sで7度の突破はソフトバンクの6度を上回る最多。ZOZOマリンでは千葉マリン時代から出場4度全て突破となった。92年の千葉移転後、ホームでのポストシーズンはこれで通算11勝3敗1分けとなり、連敗は1度もない。

○…パ・リーグの1Sは2位ロッテがファイナルS進出。セも2位広島が勝ち上がり、1Sで両リーグとも2位チームが突破したのは07年の中日、ロッテ、09年の中日、楽天に次いで14年ぶり3度目。