巨人のドラフト2位森田駿哉投手(26=ホンダ鈴鹿)が“由伸トレ”で開幕1軍に突き進む。21日、川崎市・ジャイアンツ球場での新人合同自主トレの全体メニュー終了後、3本のやりを取り出した。長さ73センチ、重さ400グラム。ドジャース山本を参考に取り入れた「やり投げトレーニング」。身長185センチの体をフルに使って正面、真上に投げ続けた。

社会人時代に山本をヒントに自前で購入し、ルーティンとしていた。最速154キロの直球、切れのあるスライダーが武器。ツーシーム、カットボール、スライダー、チェンジアップ、フォークなど多彩な球種を操る。「体を大きく使うのは大事。やってみたら感覚的にも良かった。どの球種も良くなった」と総合力はスケールアップした。2月で27歳を迎え、法大、ホンダ鈴鹿を経て高校卒業から9年目での入団は球団史上“最遅”。その礎になった。

14年夏に富山商のエースとして甲子園で2勝を挙げ、U18日本代表にも選出。法大では1年春のリーグ戦で開幕投手デビューも、その後は左肘痛で苦しみメスを入れた。「毎回落ち着いて考えてから投げる。ピンチだからと慌てるとバランスを崩すことになる」と、ピンチを冷静に切り抜ける精神力は、5年の社会人時代に培った経験があるからだ。

まずは開幕1軍入りが目標。1軍で迎えるキャンプを目前に控え「落ち着いて、自分のやるべきことを慌てずにしっかりと。良いものを見せようとし過ぎずに」と丁寧に話した。オールドルーキーが静かに開幕1軍入りを狙う。【黒須亮】

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