明大が早大に5-2と雪辱し、1勝1敗とした。

4回、1死三塁から犠飛で先制。6回には1死一、二塁から小島大河捕手(3年=東海大相模)の中前適時打。なおも1死一、二塁から光弘帆高内野手(2年=履正社)の中前適時打でこの回2点。8回にも2点を挙げ、早大を引き離した。

投げては最速153キロ右腕、高須大雅投手(3年=静岡)がリーグ初先発で、7回を投げ散発3安打無失点に抑える好投で初勝利を挙げた。

前日の試合後、高須は先発を告げられ「やっと来たか」と、身震いがした。これまでなかなかチャンスが巡ってこなかった。自分には何が足りないのか。「ストレートの強さと、緩急はコーチから言われてきた。そこはずっと練習してきました」。この冬はウエートに力を入れ、スクワットは30キロアップの170キロ。身長193センチ、90キロの恵まれた体から投げおろす力強い真っすぐとスライダーを軸に緩急を使った。「手応えはあります」と成長をつかんだ。

試合後、田中武宏監督(63)は選手たちを前に「去年の秋も早大に先勝されたが、連勝で勝ち点を奪った。そういうケースはたくさんあった。去年、一昨年の先輩たちができたことを、君たちもやりなさい」と、鼓舞した。

リーグ通算100安打の記録がかかる宗山塁内野手(4年=広陵)は4打数無安打で98本のまま。達成まで2本。

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