阪神森下翔太外野手(23)の“当たり前プレー”が勝利に直結した。

1ビハインドの7回2死一、二塁で4番大山悠輔内野手(29)が左中間方向へ飛球を打ち上げた。上空に吹く右翼から左翼方向への「浜風」に押されて、左翼手サンタナの前にポトリ。一塁走者の森下も一気に生還した。大山の左前打で一塁走者の森下が生還するという珍しいプレーになった。

このプレーを絶賛したのが筒井壮外野守備走塁コーチ(49)だった。「僕はあそこは森下のファインプレーちゃうかなと思います。森下が当たり前のことを抜かずに走りきったあの決勝点ちゃうかなと思います。あそこで緩めないことが大事だから。あいつは何か絡んだときにというあの走りが良かった」。平凡な飛球でも一塁から手を抜かずにきっちりと走っていたからこその決勝点を絶賛した。

甲子園を本拠地とする阪神は浜風とはうまく付き合っていかないといけない。筒井コーチは「ホームグラウンドなのでああいったことがないようにします」と阪神の外野手でも起こり得る可能性があるプレーに気を引き締めた。

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