阪神西勇輝投手(33)が7回3安打無失点の快投も、またも今季初勝利とはならなかった。初回にピンチを招いたが、中継プレーで小幡の好返球などもあり無失点。2回以降は1安打投球と圧倒し、1点リードを死守した。坂本と今季初タッグを組み、計102球を投げきった。

「初回、森下が走って、小幡からの送球も、めちゃくちゃいいボールだった。あそこでゼロだったというのが良かったと思う」

勝ち投手の権利を持って8回以降は中継ぎ陣にマウンドを託したが、まさかの逆転負け。直近3戦ではすべて7回以上1失点以内と快投を続けるが、いまだ白星に恵まれていない。岡田監督も「西が投げてるときは、こんなんばっかやもんなあ」と嘆いた。

それでも西勇は「別に個人の勝ちじゃないんでね。自分的にはチームが負けたことが一番悔しい」とキッパリ。8回には同点打を浴びた岩崎を、自らベンチを出て迎え入れた。プロ16年目の右腕にとっては、チームの勝利が最優先事項だ。

広島での雨天中止などもあり、前回4月18日巨人戦から中15日での登板。相手先発菅野とは2戦連続の投げ合いとなった。19年まで4年連続でハワイでの自主トレをともにした、1歳上の右腕。7回まで両軍合わせて1得点と、ハイレベルな投手戦を演出した。

「菅野さんが本当によかったので。いい投げ合いができた。早く菅野さんに勝ちたいなという感じです」

通算5度目の対決となったが、すべて勝敗はついていない。次こそは、「師匠」に投げ勝ってみせる。【波部俊之介】

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