広島矢野雅哉内野手(25)が驚異の粘り強さを見せた。1-2の6回1死、2番遊撃でスタメンの矢野は、中日先発涌井を相手にカウント2-2の6球目から7球連続ファウル。1球ボールをはさんでさらに2人の我慢比べは続き、さらに8球連続で矢野がファウル。スタンドからは1球ファウルするたびに歓声が起こり、異様な雰囲気に。22球目、直球が外れ、一塁に歩いた。根負けした形の涌井は天を仰いだ。公式戦で粘った例としては、12年7月7日の日本ハム戦で、ソフトバンク明石が日本ハム乾に19球投げさせたことがある。また、13年にはDeNA鶴岡が巨人山口にやはり19球投げさせた。19球がプロ野球記録で、矢野はその記録を超えた。
矢野は涌井のけん制悪送球で三塁に進み、2死一、三塁の好機まで持って行ったが坂倉が二ゴロに終わりこの回無得点。矢野の粘りを生かせなかった。
▼矢野が6回、涌井に22球投げさせて四球を選んだ。1打席に22球も投げさせたのはプロ野球史上初めてになる。過去の最多は1打席19球で3人おり、47年松井(太陽)が四球、12年明石(ソフトバンク)が四球、13年鶴岡(DeNA)が三振だった。



