日本ハム山崎福也投手(32)が期待通りに“投打二刀流”の活躍でチームの連敗を2で止めた。

「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA戦(横浜)に「6番投手」で先発し、7回に右前2点適時打。交流戦5年連続安打でパ・リーグ投手の最長記録に並び、投げては8回途中7安打4失点で3勝目を挙げた。球団は04年の北海道移転後、通算1500勝に王手をかけた。

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山崎は「打ってやりたい」と燃えていた。7回1死満塁。目の前で万波が申告敬遠された。打席へ向かいながら、ふと思い出したのは2年前。「オリックスの最後の年も、申告敬遠をされて安打を打って打点も稼いでる。その感じと似てるなって」。23年6月16日ヤクルト戦も同様に打席が巡った2回に中前適時打。いいイメージを持ってバットを振ると、右前へ2点適時打となった。

追い込まれながらも、うまくバットで拾ったのは通称“スプリットチェンジ”。スプリットの握りで投げるチェンジアップで、対戦したDeNA坂本の決め球だ。「初球にチェンジアップが来て、ある程度その軌道はわかった。最後、ちょっと浮いてくれたのがよかった。低かったら当たってなかった」と話したが、これで交流戦5年連続安打。07~11年杉内(ソフトバンク)が持つパ投手の最長記録に並んだ。

自分でたたき出した2得点は大きかった。6点リードで迎えた8回は度会に4号3ランを浴びた。「あれがなかったら1点差ですもんね。ヒヤヒヤだったので、自分で打点を稼いでよかった」。8回2死まで投げて降板する際には、マウンドにやってきた新庄監督から「(完投)惜しかったなぁ。でも、ナイスバッティング」と声をかけられ、笑顔で引き揚げた。

期待通りに投打で躍動した山崎に、指揮官は「6番に置いた意味お分かり? 1本じゃ足りんわ。2本欲しかったね…打点5」と、あえてハッパを掛けた。開幕前はDHや代打起用も見据えて打撃練習をさせた“好打者”なら、もっと打てるはずだからだ。

山崎もすぐに次戦の“投打二刀流”を見据えた。チーム事情で8日にも“投げ抹消”の見込みだが、再登録可能な18日以降は「東京ドーム、ナゴヤドーム(巨人戦、中日戦)がある。どっちかで投げると思うので…長打、打ちたいですね。長打を打てるように練習します」。次も投げて打って勝利に貢献する。【木下大輔】

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