中日ドラフト1位金丸夢斗投手(22)が8回3失点でプロ初勝利を挙げた。10度目の先発で阪神打線とは初対戦。2回に中川、4回に佐藤輝にソロを浴びたが、直球を軸に攻めの投球を続け、ようやく勝利をつかんだ。

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金丸の活躍の原点には、関大時代から丁寧なケアを心がけていく継続力があった。

大学2年から登板数が増加し、「(ケアせず)あと2年投げきるのは、きつかった」という。練習場から約2キロ先の治療院「力Body Recovery」に足しげく通った。電気やはりを用いて背骨にアプローチし、神経を整えて、痛みを改善する施術だ。冨山力院長(35)が施すケアが、中日ドラフト1位入団への道のりには、欠かせなかった。

痛みを緩和するだけじゃなく、「金丸はケアを『痛くなってから行うことではなく、常に確認する継続力そのもの』」と冨山さん。体に痛みがなくても、部位ごとの可動域が正しく動くかをチェック。マイペースな性格だが、登板前後の計2度きちんと来院し、好投のために、己の体に1ミリのズレも許さなかった。

ドラ1の称号を手にした今も、毎朝5時起床で入念な体幹ストレッチが日課。「事前の準備を怠らない男です。プロ以上にケアをしてましたから」と冨山さんはうなずいた。【中島麗】

◆金丸夢斗(かねまる・ゆめと)2003年(平15)2月1日生まれ、神戸市出身。神港橘では甲子園出場なし。関大ではリーグ通算49試合20勝3敗、312奪三振、防御率0・83。3年秋から大学最終登板まで72回連続自責点0。昨年3月、大学生で侍ジャパンに選出され、欧州代表戦に先発。2回をパーフェクト(4奪三振)で6投手の完全リレーにつなげた。昨年ドラフト1位で4球団競合の末、中日入団。177センチ、77キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸1600万円。

 

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