日本ハム新庄剛志監督(53)は「くぅ~」と、うなりながら悔しがった。「あと1センチ(五十幡が)ボールの下っ面を削ってくれたら。(相手内野陣が)あんだけ前、来てたんでね」。1点を追う延長11回1死二、三塁で五十幡の打球は不運にも二塁正面を突いて二直。ギャンブルスタートを切っていた三塁走者の矢沢も戻れなかった。

勝負手も実らなかった。ラストシーン直前の無死二塁の場面。今季19本塁打の8番万波に代打山県を送った。球場が騒然とする中で「まずは同点でしょ」と“ピンチバンター”で起用したルーキーが、見事にバントで三塁側へ打球を転がし走者を進めた。「練習の成果を出してくれましたね」と一気に追い上げムードは高まったが、最後は勝利の女神がそっぽを向いてしまった。

これで首位ソフトバンクに3連勝後は5位西武に1敗1分け、4位楽天に1勝2敗と2カード連続負け越し。逆転Vへ小休止の1週間となったが、新庄監督は「まあ終わったことはもう、すぐ忘れて。また、次は(2日から)千葉か。千葉から勝ち続けたいなという気持ちで戦います」。負けられない9月の戦いへ視線を向けた。【木下大輔】

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