阪神村上頌樹投手(27)は笑顔なき投手2冠となった。勝率に加えて奪三振数でもセ界単独トップに立ったが、7回4安打3失点で今季4敗目。試合後は反省ばかりが口を突いた。

「勝ちたかった。そこができなかったので。まあ、次に向けて頑張ります」

0-0の2回だった。無死からオースティン、佐野に連続二塁打を浴びて先制点を献上。その後2死一、二塁となり、9番投手のケイにも中越えの走者一掃二塁打を食らった。1イニングで3失点。3回以降は立ち直ったが、悔しさが残る116球となった。

「ピッチャーに打たれたので。そこは反省したいと思います。立ち直れたと言っても、3失点してから。初回からしっかりしていけるようにしたい」

7日に2年ぶりリーグ優勝を果たして迎えた最初のゲーム。個人タイトルも意識した戦いに入る中、DeNAから7三振を奪って今季124奪三振とし、1位に浮上した。11勝4敗の勝率も7割3分3厘で1位をキープ。現時点では2冠の好成績だ。

最高勝率タイトルには13勝以上がノルマだが、中6日以上の間隔を空けたとしても、残り2試合以上は登板できる見込み。勝利数も同僚の才木とDeNA東に1差で3冠も射程圏だ。前回優勝時の23年にはMVPと最優秀防御率、新人王の3冠を獲得した。苦い夜甲子園の夜を胸に刻み、残り試合も全力で腕を振る。【波部俊之介】

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