1ミリへのこだわりで来季30発! 阪神森下翔太外野手(25)が5日、大阪市内で開催された「ミズノブランドアンバサダーミーティング」に参加。クラフトマンらと意見交換を重ね、1ミリだけグリップエンドを大きくした26年型モデルが完成したことを明かした。たかが1ミリ、されど1ミリ。新相棒で来季目標の30発超えを果たし、初のリーグ連覇をけん引する。
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森下の表情に自信がみなぎっていた。「30本は最低ラインかなって思っています」。ミズノアンバサダーミーティングに参加。納得の新相棒が正式に決まった表情は晴れやかだった。
森下は日本シリーズ終了後の11月、岐阜・養老町にあるミズノテクニクス・養老工場に出向いた。イチロー氏のバットも削った同社の名クラフトマン名和民夫さん(58)らと来季用バットで意見交換。目の前でバットを削ってもらい、複数本のモデルから新相棒の感覚を確かめた。「頼んでいるのは1ミリ」。最終的に最もフィーリングが合ったのは、現行モデルのグリップエンドを1ミリ大きくした新アイテム。たかが1ミリ、されど1ミリ。背番号1は1円玉1枚分の重さにとことんこだわった。
3年目の今季は初めて全143試合に出場した。23本塁打、89打点とキャリアハイを更新。打率2割7分5厘は昨季と同様も、初めて打撃ベスト10に入った。だがその上を行ったのが40発、102打点で打撃2冠に輝いた佐藤輝。森下ももっと上を目指すべく、バットの改良に取り組んだ。
「今年の実績、いろいろなところを1回白紙にして、新しいバッティングに挑戦していきたい。その動きを取り入れたバットの形状を作っていきたい」とクラフトマンらに相談。名和さんも「こういうバッティングをしたいというチャレンジ。幹になるバットがあればこそ。本人さんもすごく納得をされた」と明かし、近日中に納品できる見通しとなった。
「(僕は)本塁打を打てるパワーはあるので、それをどれだけ確実に打てるか。もう技術っすよ、技術全部。技術がバットを変えるので。技術がつかないうちにバットを変えたところで、本塁打を打てないヤツが本塁打(モデル)を使ったって打てないじゃないですか」。森下も手元に届く新相棒を楽しみにしている。
今季は初のゴールデングラブ賞もゲット。だが満足せずグラブにも微調整を加える。「操作性と球が(グラブから)出ないようにするところ。基本はゴロを捕れるか取れないかで内野手と同じようなイメージ」。攻守で新兵器をゲット。進化を続ける26年の森下に注目だ。【伊東大介】



