阪神の佐藤輝明内野手(26)と森下翔太外野手(25)の日本代表コンビに8日、敵将の日本ハム新庄剛志監督(54)から珠玉の叱咤(しった)激励が届いた。
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2人は日本ハム戦に出場。森下は1打席目が空振り三振、2打席目は低め直球をすくい上げて右中間フェンス手前にもっていく右飛だった。「ファイターズの投手はすごく直球もキレていたので、すごくいい練習試合になりました。2打席めは初球から行こうと思っていた中で、まずまずの内容のアウトになれたので、初実戦にしては良かった」と納得の表情だった。
新庄監督は「森下君も、いいバッティングしてたんじゃないですか」と感想を語り、そのあと「フライはポテンと落としていたけど。今日の風は難しかったから。ウチの今川君もあれあれあれって後ろに…」と続けた。
Enagicスタジアム名護は海沿いにあり、風が強く吹き付ける日が多い。この日はとくに荒天だった。阪神の本拠地・甲子園も「浜風」など独特な風が吹くことで知られる。阪神でも名外野手としてならした新庄監督は、そこから守備論を展開した。
「いつも僕が言ってるように、後ろの打球は目を切ってほしくない。この風だったら(目を切った)瞬間に何メーターも動きますよ。例えば20メーターでも、真っすぐ走るタイムと、こっち(ボール)を見てのタイムがそんなに変わらない選手は、やっぱりいい外野手になります。力を抜いて、真っすぐ走っているような感覚の足の回転を、練習でつかむしかない。僕はウオーミングアップから、左中間の高いフライを(追いかけて)普通に走れる足の回転をしようって、ずっとやっていました。コーチに言われたわけじゃなく、甲子園の浜風があったから。目は切らず、ボールを見て追いかけた方がいい。目を切ったらポトン(と落ちること)もある。そんなん最悪なんですよ」
昨季、ゴールデングラブ賞に輝いた虎の後輩外野手へ、貴重なアドバイスを送った。



