早大が5-0で東大を破り先勝した。主将の香西一希投手(4年=九州国際大付)がリーグ戦初先発を果たし、相手打線を9回1安打完封勝利を飾った。
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心地よいテンポでアウトを積み重ねた。リーグ戦初先発に極度の緊張を感じていたという香西だが、マウンド上では最後まで冷静だった。ゾーン内で勝負し、初回から1人の走者も許さず19人連続で打ち取った。7回1死に東大・秋元諒内野手(3年=市川)に右前打を許すと、スタンドから拍手が起きるほど安定感が光った。
相手打線に攻める糸口を与えず、9回1安打完封とさえ渡った。「フォアボールがなかったのが一番いいかな。尾形がいいリードで引っ張ってくれて、低めのボール球のスプリットだったり、カットボール、スライダーもいいところで要求してくれて、自分もそれを信じて自信を持って投げられました」と振り返った。
今月8日に89歳で亡くなった元監督の野村徹氏の金言を忠実に守った。2年生の時に安部球場を訪れた野村氏と会った際、「コントロールを大事に」と言われた。118球を投げ13奪三振を挙げ、与四死球はゼロ。小宮山悟監督(60)から「天国の野村さんに恥ずかしくない試合をしよう」と促され、初先発の重圧を感じさせない内容。「しっかり野村監督に届けられるピッチングができたかなと思います」と力を込めた。【平山連】
東大・松本慎之介投手(6回2失点と2試合連続好投も実らず)「今日はあんまり変化球が良くなかった。抜ける球が多く球数が多くなってしまった中で、粘れたのは自分の強さが出せたかなと思います」



