元巨人、日本ハムの二岡智宏監督(49=前巨人ヘッド兼打撃チーフコーチ)が率いる社会人野球ジェイプロジェクトが初戦で7安打を放つも、7回コールドで敗れた。
二岡監督は「チームを動かしていかないといけないし、まだ全くできあがっていない」と振り返った。0-4の4回に2番手・野田康平投手(27=日大国際関係学部)がホームラン2本含む1イニング5失点で点差を広げられた。
常日頃、二岡監督から「背伸びしない」心持ちを吸収中のナイン。日中の練習に加え、夕方からは飲食業との両立をこなす。昨秋は日本選手権東海地区最終予選で、初の本大会出場を前に2度の代表決定戦で敗れた。勝ちきれるチームへ、指揮官中心に指導者たちが土台を固めているところだ。
打線は走者を三塁に置いた2度の好機で走者をかえせなかった。2回2死一、三塁では8番岡田一晟(24=皇学館大)が一ゴロ。初球から打ちに行きファウルも「下位を打つからこそ、初球のまっすぐを打ちにいきたかった」。岡田は「監督はプロで活躍された方ですが教えて下さることは、特別変わったことではない。試合前のアップ、試合中と『意識を強く持て』と、フォーカスすべき場面を教えて下さる」。
二岡監督は言う。「いきなり、すべてがうまくいくわけではない」。監督就任後、4月上旬の静岡大会・日本製鉄瀬戸内戦で公式戦初勝利。JABA大会覇者には今秋の社会人野球日本選手権(京セラドーム大阪)の出場権が与えられる。同月下旬にはベーブルース杯(ぎふしん長良川、大垣市北公園)を予定。「結果も大事ですけど、どういう取り組みをしているのかを、もっともっと考えなきゃいけない」と指揮官。静かに熱のある言葉を残して、球場をあとにした。



