オリックスが3連勝で単独首位を堅持し、2位ソフトバンクとのゲーム差を「2」に広げた。本拠地京セラドーム大阪での連勝も10に伸ばし、球団記録を2日連続で更新した。

25年2月のトミー・ジョン手術から戦列復帰した吉田輝星投手(25)が、7回に相手の反撃ムードを1球で断ち切り、2年ぶりのホールドを手にして勝利に貢献した。

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吉田の574日ぶりの1軍公式戦復帰を支えたのは、ハイブリッドタイプのトミー・ジョン手術だ。これまでの主流と違い、自身の体から移植した靱帯(じんたい)をさらに人工靱帯で補強したという。「どんだけインナーとか筋力を鍛えても、肉体が負けるぐらい安定してる。逆に安心材料だと僕は思ってる。靱帯が伸びちゃったりするのを止めてくれてるんで」と吉田自身が説明してくれた。

開幕1軍こそ逃したが、復帰登板までの2軍戦では最速146キロも計測。この日はツーシーム1球でマウンドでほえ、ホールドも手にしたことが、手術の成功を証明した。

マウンドを降りる際、吉田は感慨深げに周囲を見渡し、お立ち台では、執刀医やトレーナー、仲間への感謝を口にした。開幕目前には岸田監督から空回りを指摘された。自らも納得し調整延長に踏み切った。前監督の中嶋SDからは「焦るな」とアドバイスされた。同じ術式で復活した相談相手の先輩岩崎はキャッチボールで球質の向上を認め、背中を押してくれた。右腕の手術したひじを支えているのは、人工靱帯だけではない。【伊東大介】

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