ソフトバンクの大津亮介投手(27)が先発陣の窮地に必勝投球を誓った。

19日の敵地オリックス戦に先発。登板前日のこの日は大阪・舞洲での投手練習に参加した。キャッチボールなどで調整を終えた右腕はいつにも増して気合十分。自覚と責任感を胸に秘めているからこそ、強い決意をにじませた。「引っ張っていけるような投球をしたい。全力で投げたいと思っています」と気持ちを高ぶらせた。

シーズン序盤の5月中旬も、チームは非常事態だ。開幕投手の上沢が故障離脱。さらに、大関、徐若熙、スチュワートは成績不振で再調整を余儀なくされた。松本晴はリフレッシュ抹消。開幕ローテ6人中5人が出場選手登録を外れている。大津は「常に先発(投手陣の中)で(年齢が)一番下だったので。それが一番上になった。立場的にも僕が一番投げているので」。前田悠、藤原と成長著しい若手投手を、結果と姿勢で引っ張っていくつもりだ。

貫禄を示すには、十分な舞台が整った。エースの証でもある火曜日のカード頭の先発を託されるのはプロ入り後初めて。「普段通りの投球を」と意識はないが「カード頭を取れるように。勝ちを取りたい」。今季はここまで6試合に先発。無傷の4勝を挙げ、防御率1・52と抜群の安定感だ。さらに全試合クオリティースタート(6回以上自責3以下)の仕上がり。今回は中9日と休養十分で、満を持して相手先発の九里との投げ合いに臨む。

前カード楽天3連戦を1勝2敗で負け越し。最大6あった貯金は消滅し、20勝20敗の勝率5割だ。新エース候補の期待がかかる背番号19の快投から、首位再浮上への逆襲が始まる。