パ首位の西武が好調ヤクルトに2勝1分けと勝ち越し、今後の交流戦の進撃へと勢いをつけた。ヤクルト小川に対して初回、1番のアレクサンダー・カナリオ外野手(26)が3試合ぶりの先頭打者本塁打となる5号ソロで先制。さらに1点を加えると、4回には長谷川信哉外野手(24)がキャリアハイとなる7号ソロで加点した。

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カナリオの走者一掃ダメ押し打が出ても、長谷川は表情を変えられなかった。ハイタッチには参加。でもすぐ腰掛ける。姿勢を正し、口を結び、時に拍手し声を出す。神妙の1時間。「そうですね…自分の決めつけというか、そういうところがあったんで」。内省に努める1時間でもあった。

7回、痛烈なライナー。左翼手はグラブに当てたが落球した。ヒットなのに、一塁を回る長谷川にこぼれた白球は見えない。ベンチへ戻りかけた。アウト。ベンチで道具を片付けた。交代を告げられた。察したネビンには胸を2度、桑原には尻をたたかれた。

前夜、左翼ポール上への大飛球はリクエストでも覆らず、ファウルに。凡退し珍しく怒りをあらわにした。この日も球場入りしポールを見つめる。引き分けた前夜は、あれが本塁打なら勝ちの流れだった。引きずってしまったのか-。「そうですね…まぁまぁ、でも。そこは区別して」。まだ成長途上。若さが出た。

キャリアハイの7号は、この日貴重な中押し弾。殊勲者には違いないが笑えない。「スタイルを変えようとは思わないですけど、油断をなくさないと今日みたいに起こってしまうので。いま一度考えて、今まで以上に集中して」。3本、4本、5本。歓喜にわく仲間たちのペットボトルを片付けた。【金子真仁】

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