2月27日の右ひざ前十字靱帯(じんたい)再建術から3カ月経過したオリックス育成・河内康介投手(21)が今夏の復帰へ前進中だ。
春季キャンプ中の2月11日に右ひざを負傷し、同17日に右ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂と診断。手術後は周囲のサポートのかいあって復活に近づいており、5月27日に右ひざをサポートする装具が外れ、29日に屋外でのキャッチボールを再開した。31日には、球団トレーナーと約4、50メートルの距離でキャッチボールを行った。「右足があまり使えていなくて、鈍っている。右足の感覚をつけたくて、大げさに体重を乗っけながら投げてみました」。
23年に聖カタリナ学園(愛媛)から地元・大阪の球団に指名されドラフト2位で入団。24年夏にトミー・ジョン手術を受けて育成契約となったが、昨年9月から練習試合で実戦復帰した。支配下再昇格を目指していた今春、次は右ひざにアクシデントが襲った。
他競技では、25年12月にサッカーの南野拓実(31=モナコ)が左ひざの前十字靱帯(じんたい)を断裂している。FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会は選外だが、人間性が評価され、大会に同行する異例の選手だ。
リハビリでは、同じケガをしたサッカー選手や復帰をサポートした医師と羽話す機会もあった。トミー・ジョン手術からちょうど2年が経つ今夏、春先の右足の感覚がなくなるほどの大ケガから想定をはるかに超えるスピードで復帰に近づいている。
「最初『今シーズンを全部棒に振る』と思っていたのが戻れる状態に持っていけて、ほっとした。去年よりいいボールを投げて、ちゃんとストレッチをして、このケガがいい期間だったと思えたら」。術後は上半身のウエートトレーニングに注力した21歳。2度目のリハビリ期間を乗り越えようとしている。【中島麗】



