阪神に新加入したアンダーソン・セベリーノ投手(31)が5日、甲子園球場内で入団会見を行った。貴重なサイドスロー左腕で中継ぎの一角として活躍が期待される。「とてもうれしい気持ち。貢献したい気持ちがいっぱい」と球団旗の前で笑顔。持ち味を問われると「ストレートが武器。102マイルが最速の記憶」と明かした。

102マイルは約164キロ。1軍の外国人左腕では21年にエスコバー(DeNA)が記録した最速163キロを上回る。「98~99マイル(約157~159キロ)は常に投げられるかなと思いますし、自分でもそれが限界だと思っていない。もう少し上げられるように努力したい」と意気込んだ。

今季はメッツ傘下でプレーし、メジャー通算6試合で0勝0敗、防御率6・14。デビューした22年にはエンゼルス時代の大谷翔平と対戦し、見逃し三振を奪った。「真っすぐ、スライダー、真っすぐだったと記憶している。2球目のスライダーは失投したんですけど彼が打ち損じてくれた。その後98マイルの真っすぐで三振」。石井大智がいないブルペンに剛腕が加入。リーグ連覇への救世主がやってきた。【只松憲】

セベリーノの一問一答

-阪神球団の印象

あまり情報は仕入れていないですけど、優勝争いをしていることは聞いている。それに向けて頑張りたいなと思っています。

-24、25年にメキシカンリーグで身につけたこと

去年いいコーチと出会うことが出来て、小さいところですけど調整もかなりよくいった。手の位置だったりリリースだったり。かなりいい方向にいったので、キャリアはかなり変わったかなと思います。

-初めて訪れる日本で楽しみにしていることは

文化と食事ですね。食事は何でもチャレンジしてみたい。

-ファンやチームメートからはなんと呼ばれたい

「セベリーノ」ですね。みんなからそう言われていたので、引き続きそう呼んでほしいなと。

-愛称などはあるか

言われたことありますけど、すごく長かったです(笑い)。

-覚えた日本語は

オハヨウゴザイマス。ワタシハ、アンダーソン・セベリーノデス。コンニチハ。

-日本語が上手

ユーチューブでクラスがある。1クラスが今修了したので、2つ目のレッスンをしたいなと思ってます。

◆阪神のリリーフ事情 7回やワンポイントは工藤、木下、及川ら若手が全う。8、9回はドリスと岩崎が君臨している。ロングリリーフでは高卒2年目の今朝丸が待機。5日時点で1軍登録の左腕は及川、門別、岩崎の3投手となっている。今季は春季キャンプ中に石井大智が左アキレス腱(けん)断裂で離脱。セットアッパーの不在を全員でカバーしている。

◆アンダーソン・セベリーノ 1994年9月17日、ドミニカ共和国生まれ。13年6月にヤンキースでプロ入り。20年オフにFAとなり、ホワイトソックスとマイナー契約。22年4月にメジャー昇格を果たし、同14日のマリナーズ戦でデビュー。24、25年はメキシカンリーグでプレー。25年オフにメッツとマイナー契約を結んだ。今季は3Aで18試合登板し2勝0敗、20奪三振、防御率1・31。背番号は97。単年契約で推定年俸は35万ドル(約5600万円)。球種は直球、スライダー、カーブ、チェンジアップ。178センチ、86キロ。左投げ左打ち。