中日は主砲2人のアベック弾などで巨人を下し、連敗を「2」でストップ。借金を18に減らした。
突然巡ってきた出番でも、やはり頼れるベテランだった。木下拓哉捕手(34)が約2カ月ぶりにスタメンマスクをかぶり、攻守で勝利に貢献した。前日17日の同カードで正捕手石伊が死球で途中交代し、この日はベンチ外。15日に1軍へ戻ったばかりの木下に出番が回ってきた。「今日、ブルペンで涌井さんの(肩を)つくっている時、『5月15日以来のスタメン』って言っていたので」。ブルペンに設置されている中継モニタの実況音声で久々の先発を知った。それでも「ファームで試合に出させてもらっていたし、自分の中では久々な感じはなかった」と冷静に振り返り、「昨日石伊にアクシデントがあって。今日パッと出て勝つことができたのでよかった」と笑顔を見せた。
先発涌井秀章投手(40)は今季は加藤と組むことが多かったが、加藤は木下と入れ替わる形で15日に抹消。「あるなら『ここ』っていう風に準備はしていました」と出番に備えていた。その経験が生きた。涌井は7回途中1失点と粘投。木下も7回に再昇格後初安打を放つと、9回2死二塁では右前適時打で貴重な追加点を挙げた。「初球(のスイングは)めちゃくちゃでしたけど、振れたことで少し楽になった」と振り返った。井上一樹監督も「木下もベテランらしい良いリードをしてくれた」と、久々の先発起用に応えた34歳をたたえた。【佐瀬百合子】
中日涌井(7回途中1失点で今季2勝目)「3者凡退はなかったが、先頭打者を出さなかったことがよかった。カウントを不利にせず、自分のペースで勝負し、遅い球を使いながら的を絞らせなかったこともよかった」



