新庄ハムのラッキーボーイになるかもしれない。日本ハム有薗直樹内野手(23)が、V打を放った。
2回2死一塁から、ロッテ先発ジャクソンから、右翼線を破る適時二塁打で先制点をたたき出した。昨季2軍で首位打者、本塁打、出塁率の3タイトルを獲得した高卒5年目の大器が、存在感を増している。
有薗は願った。「清宮さん走ってくれ!」。右打席から放った打球が、右翼線へ飛ぶ。外野からの返球より早く、一塁から清宮幸が長駆ホームイン。「打った瞬間抜けてくれって思って。1点入ったので良かったです」と、有薗はヒーローインタビューで笑顔を見せた。4回にも中前打を放ち3打数2安打1打点。後半戦最初のカード勝ち越しに貢献した。
7月22日に1軍に昇格すると、同日の西武戦にスタメン出場も無安打。だが、同23日の西武戦から、これで出場5試合連続安打。前半戦最後の同26日の楽天戦では1番に座ってプロ1号を含む3安打も放った。「反対方向にも入っていけるということは、バットの出がいいってことだと思うので、状態もいいんじゃないかなと思います」。
4試合連続でスタメン出場し、打率は4割2分9厘と結果も残しているが、危機感は忘れない。「今日ダメだったらファームに落ちるくらいの気持ちで、絶対結果を出すくらいの気持ちでやってます」。185センチ、104キロの巨体を利したパワフルな打撃は魅力たっぷり。逆転優勝を狙い、首位ソフトバンクを追うチームにとって、後半戦のキーマンの1人になりそうだ。



