トヨタ自動車(豊田市)がJFE西日本(福山市・倉敷市)に敗れ、初戦で姿を消した。今秋のドラフト候補でヤマハからの補強選手として出場した沢山優介投手(22=掛川西)は、2回を投げ3奪三振無失点と好投を見せた。
両親がブラジルにルーツを持ち、今春のWBCではブラジル代表として戦った左腕が、東京ドームの舞台でも持ち味を発揮した。6点ビハインドの8回から登板すると、2三振を奪う好投。9回は1死一、三塁のピンチを招いたが、三振と一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。「今年はWBCから始まって、好調をキープしてこれたので、やってきたことを出すだけでした」。補強選手として臨んだ都市対抗で力を見せつけた。
最速152キロを誇る直球には自信がある。「指のかかったボールはほとんど打たれない自信がある。今日も自分の納得のいく真っすぐを投げられたし、今年はコンディション良く投げられている」と手応えを口にした。
2カ月後に迫るドラフトへの思いも強い。過去2度の指名漏れを経験している沢山は「結果が全てだなとつくづく思います。1年間、安定した成績を出すことを意識してやってきたので、また気持ちを入れ直して秋に向けて取り組みたい」と力を込めた。今大会が最後の都市対抗になる可能性もある。「目に焼き付けました」と、最後は笑顔で東京ドームを後にした。



