日本ハム福島蓮投手(23)が30日、ロッテ21回戦の同点の6回に登板し、2回1安打無失点の好投で、5勝目を挙げた。20日ソフトバンク戦では4点リードの8回に同点満塁弾を被弾。チームも勝利を逃した。今回も回をまたいだ7回に2死一、二塁のピンチを招いた。「少しよぎりましたけど、耐えました」と、踏ん張った。
10日前の昼、試合前の福島は、球団企画で千葉・鎌ケ谷と北広島市から招いた少年少女たちのインタビュー体験の相手を務めた。先発と中継ぎの違いを問われ「中継ぎの方が圧倒的に難しい。その人の試合を背負ってるっているので」。その上で「打たれた日の夜はちょっと萎えてます。1日へこんで、次の日あるかもしれないんで。次の日に向けて無理やり切り替えるようにしてます」。
そう話した数時間後、子どもたちがスタンドで見守る前で満塁本塁打を浴びた。ベンチに突っ伏した。「その日は切り替えられなかった」という。3日後の23日、敵地でのロッテ戦の8回に登板し、1回無失点。「いつ吹っ切れたかは覚えていないですけど、もう大丈夫です」。この日が、エスコンでは打たれた試合以来の登板だったが、不安を感じさせなかった。
リリーフに配置転換されて約1カ月。「中継ぎは難しい。でもやるしかないです」。痛みを乗り越えた23歳の若武者が、もう1つ上のステップへと、踏み出す。【永野高輔】



