日本ハム池田隆英投手(32)が、万全の下準備で、雪辱の27年へ踏み出す。今季は本来の投球を取り戻せず、2年連続でCS登板なし。今秋のCSファイナルSでは登板に備え1軍同行も、出番は訪れなかった。「やり返そうと思っていたが、それまでに信頼を築けなかった」と、悔しさをかみしめた。
苦難の1年だった。今季は登板わずか8試合。防御率8・22と不本意な数字が並んだ。フォームの乱れから思うようにボールを操れず、球速が140キロ程度にとどまった時期も。「ここで雑になることはないように、しっかり地に足つけて」とアナリストらに相談し、試行錯誤。終盤には最速152キロまで回復したものの、遅かった。CSは1軍同行止まりで「ボスの信頼を勝ち取れなかった。ふがいなさをめちゃくちゃ感じた」と胸の内を明かした。
22日からはエスコンフィールドで秋季練習を継続。今オフは例年より早めに、投球練習に踏み出す。昨オフは体づくりが中心で、十分に投げられないままキャンプを迎えた。現在は「去年の今頃と比べると圧倒的な差がある」と状態に手応えを感じる。年明け早々のブルペン入りも視野に「しっかり固めた状態でキャンプに入っていきたい」と、無理なく計画的に、投球の精度を磨く。
描く夢もある。斎藤、生田目、田中との同学年リレーだ。かつて「そういうのをやろうよ」と声をかけたこともある。「同級生でリレーなんかできたら」。実現には、まず自身が首脳陣の信頼を取り戻さなければならない。登場曲は大黒摩季の「熱くなれ」。再びマウンドで熱くほえる姿を取り戻す。【永野高輔】



