ショータイムが「驚速」の3戦連続タイムリーを放った。侍ジャパン大谷翔平投手(28)が1次ラウンド3戦目のチェコ戦に「3番DH」で出場。5-1とリードした4回1死二塁の第3打席で、右翼線への痛烈な適時二塁打を放った。打球速度は大リーグ公式ホームページ発表で118.7マイル(約191キロ)という速さだった。序盤は先発右腕サトリアに3球三振を喫するなど苦しんだが、代わった投手を鮮やかに攻略した。
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「ベスト・オブ・オオタニ」が本領を発揮した。4回1死二塁、195センチの長身右腕フロウフの内角カーブを力いっぱい、引っ張った。打球速度118・7マイル(約191キロ)の超速で、右翼手の頭上をあっという間に越えた。いまや定番となったペッパーミル・パフォーマンスを二塁で決め、一気に流れを引き寄せた。
自身3番目に速い打球速度。メジャーでは昨年4月10日のアストロズ戦で記録した119・1マイル(約191・7キロ)が最速だ。2番目は一昨年の4月12日で、ともにシーズン開幕直後にマークした。この日のチェコ戦は、その約1カ月前、通常ならオープン戦まっただ中の時期。WBC開幕の前日、「フィジカルは今までで一番いい」と語っていたように、開幕から3試合連続の二塁打でベストコンディションを証明した。
スピーディだったのは打球だけではない。4番村上の打席で今大会で初盗塁となる三盗に成功。続く吉田の犠飛で生還し、好走塁で1点を追加した。今年2月、エンゼルスのキャンプイン前から重点的に行ってきた走塁練習。その成果が国際大会の舞台で表れた。
連日の活躍で投手陣を援護した。この日は、同じ岩手出身の佐々木の投球をベンチから見守った。自身は高校時代に直球が160キロの大台に到達。その後、163キロで高校生最速の記録を塗り替えた佐々木について、かつては「いやすごいですね。僕なんかとは比べものにならない」と語った。当時はもちろん面識はなかったが「それだけレベルの高い選手が出てくるというのは、もちろん素晴らしいことですし、それは楽しみ」と、母国の野球の発展や若き右腕の可能性をうれしそうに語った。
今大会を通じて、自身のプレー以外でも感情を豊かに表現し、チームをもり立てている。4回に佐々木の162キロ直球が死球となった際は痛そうな表情を見せ、2回の山川の中前打には満面の笑みで喜んだ。試合前はフリー打撃で9スイング中、7発の柵越え。バックスクリーンの大型ビジョンに2連発で当て、場内を盛り上げた。世界一を奪回するまで、過去最高の二刀流の勢いは止まらない。【斎藤庸裕】




