エンゼルスのネビン監督は11日、キャンプ地で取材に応じ、侍ジャパン大谷翔平投手(28)の今後の登板スケジュールに言及。30日(日本時間31日)の開幕戦に照準を合わせるため、次回は東京ドームで行われる準々決勝で登板し、米国で開催される決勝トーナメントでは登板しない予定だと明かした。MLB公式サイトなど複数の米メディアが伝えている。

同監督は「準々決勝で投げれば、何が起こったとしても、こっちで金曜日(24日)に登板できる。彼はアスレチックス戦に向けて金曜日に登板することを希望していた」と話した。準々決勝は日本時間16日に開催。大谷はその後打者として出場を続け、チームに復帰後の現地24日のパドレス戦で登板。そこから通常の中5日の間隔でアスレチックスとの開幕戦に臨むという。

WBCでは大谷と米国代表トラウトのチームメート対決が期待されたが、米国とは決勝トーナメント以降でしか対戦できないため、対決が実現する可能性はなくなった。地元紙OCレジスターのフレッチャー記者も「大谷が準決勝、もしくは決勝でアメリカと対戦する可能性はなくなった」と伝えている。