WBC、IBF世界ライトフライ級8位の尾崎優日(23=ワールドスポーツ)が1年7カ月ぶりのアジア王座返り咲きに成功した。
WBOアジア・パシフィック同級1位として、同級2位ジェリー・フランシスコ(29=フィリピン)との同級王座決定戦に臨み、6回終了TKO勝ちを収めた。
序盤から足を使ったスピード感ある動きで次々と左ストレートなどをヒット。4回にはラッシュを仕掛けるなど、ほぼ一方的な展開に持ち込んだ。6回終了後に相手陣営から棄権の申し出があり、試合決着となった。
尾崎は「(プロで)初の後楽園だったので、勝ててほっとしている。試合を通じて学ぶことが多く、収穫が多かった」と淡々と振り返った。
同王座は前所属ジム時代の24年12月に1度獲得している。今年5月、フィリピンでジム移籍初戦で2回TKO勝利していた。アジア王座への返り咲きで、世界ランキングの上昇も期待できる。尾崎は「この次のステップは世界。世界に向けて埋めなくてはいけない穴はたくさんある」と気を引き締めた。
同興行を運営する元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪氏(35)は「もっとできるのに…と。今日の内容では、世界とは言えない。年内にもう1試合やらせたい」と解説。所属ジムの斎田竜也会長は「期待が大きいからこそ。チーム一丸となって、技術向上を図りたい」と後押しした。「ザ・フラッシュ(閃光=せんこう)」の愛称にふさわしいボクサーとして大きな期待が寄せられている。
身長168センチの左ボクサーファイターとなる尾崎は大阪の名門・興国高で高校総体2位などの実績を持ち、法大に進んで全日本選手権ライトフライ級5位などアマでキャリアを積んだ。もともとプロ志向が強く、大学を中退し22年9月に大成ジムからプロデビュー。今年4月、ワールドスポーツジムに移籍し、米プロモーションのオールスター・ボクシングとも契約を結んでいた。

