WWEに新たな女子タッグチームがスタートした。人妻となった「小悪魔」アレクサ・ブリス(30)、大人の薫りを漂わせてきた「かわいい系」リブ・モーガン(28)が緊急合体。早速、タッグ初戦で快勝するなど好発進した。米専門メディアによると、ブリス、モーガン組として女子タッグ戦線に殴り込みをかけることになるという。WWEファンからも歓迎された新コンビが注目されている。

   ◇   ◇   ◇

6月13日のロウ大会(米カンザス州ウィチタ)でブリス、モーガン組が本格的に始動した。ドゥドロップ、ニッキー・A・S・H組と対戦して勝利。この白星で2人は7月2日に米ラスベガスで開催されるプレミアム・ライブ・イベント(旧PPV)のマネー・イン・ザ・バンク(MITB)大会で組まれたMITB女子ラダー戦出場権も獲得していた。

6選手が出場(予定)し、ラダーによじ登り、リングの天井につるされた王座挑戦権利証入りブリーフケースをゲットするMITBラダー戦。新タッグで出場権を手にしたブリス、モーガン組はWWE製作の番組「ロウ・トーク」にそろって出演し、友好的なジョークを交えながらライバル心をのぞかせた。モーガンは「私はブリスとチームを組むのが楽しいが、ブリーフケースをつかむつもりなので、あなたの友人にはなれないわ」と言えば、ブリスも「それ(ブリーフケース)は私のもの。私へのプレゼントだから、ごめん」と笑顔をみせながらお互いに健闘を誓い合っていた。

WWEファンの間でもブリス、モーガン組の可能性について話題になっており、早くもSNS上でタッグチーム名も議論されているほどだ。WWE女子タッグ王者だったサーシャ・バンクス、ナオミ組の無期限活動停止処分の影響で女子タッグ王座は空位の状態。女子タッグ王座トーナメント開催も計画され、正式決定すれば新タッグがエントリーされることは間違いないだろう。

30歳になった「小悪魔」ブリスは今年4月、婚約者の歌手ライアン・カブレラと結婚式を挙げた。古傷の鼻骨6カ所を手術を受け、コンディションを整えている。ロウ女子王座3度、スマックダウン女子王座2度、WWE女子タッグ王座2度獲得。18年MITB女子ラダー戦覇者でもある。タイトル獲得の経験がないモーガンにとってはブリスの存在こそが大きな刺激、プラス材料になるだろう。

WWEで人気の高い「小悪魔」と人気上昇中「かわいい系」の融合が、どのような化学反応を起こすのか。まずは来月の注目イベントで控えるMITB女子ラダー戦に出場するブリス、モーガンの動向から目が離せない。【藤中栄二】(ニッカンスポーツ・コム/連載「WWEの世界」)