セミファイナル(第12試合)のバンタム級(-61キロ)5分3回で、前同級王者の井上直樹(29=Kill Cliff FC)とイリスベク・ティレノフ(22=キルギス)が対戦した。この試合は王者ダニー・サバテロ(米国)への挑戦権をかけた一戦だったが、ティレノフが判定3-0で勝利を収めた。

1回からティレノフが井上を持ち上げてリングにたたきつけるなど、同門シェイドゥラエフをほうふつとさせる怪力ぶりを発揮。2回にはバランスを崩して倒れたティレノフに井上がパウンドを落とす場面もあったが、その後、再びスタンドを経てグラウンドに戻ると、ティレノフが背後を取って強烈なパウンドを井上に見舞った。

3回は、井上の下からのサブミッション狙いを回避したティレノフがパウンド。その後はスタンドに戻ってパンチの応酬があり、そのまま試合終了となった。

試合後、リング上でティレノフとサバテロが対峙(たいじ)し、即席のフェイスオフとなった。ティレノフは「私は井上選手の1試合だけ見た。PFLでの最後の試合。その印象はレスリングの技がほとんどない。ゼロだと思ってました。だからサバテロ、君にはこのような簡単な試合にはならないだろう」とサバテロ戦を予想。

わざわざ米国から今大会を観戦に訪れたサバテロが「お前は準備できてんのか?」と迫ると、ティレノフは「1時間休憩もらえれば、次すぐに試合できるよ」と応戦し、お互いがトラッシュトークを言い合って収拾がつかない状況となった。

サバテロが「大みそか、必ずこいつをぶっ倒したいと思います」と宣言してベルトを掲げると、榊原信行CEOが登場して2人に戦う意思があるかを確認。ティレノフは「レッツゴー」と承諾し、試合後のドクターチェックでティレノフに問題なければ大みそかの大座戦は決定だと明言した。

サバテロは「5週間後にお前の顔面をボコボコにしてやる」「どこにも逃げ場はないぞ。クソ食らえ」と捨てぜりふを残して去っていった。

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