RIZINは5日、都内で会見し、4月17日に名古屋市の日本ガイシホールで開催するRIZIN1大会の対戦カードと出場選手を発表した。

 過去にPRIDEで活躍し昨年UFCとの契約を解除したバンダレイ・シウバ(39=ブラジル)が、打撃のない寝技中心のグラップリングの試合を行う。

 この試合は、シウバともう1人の選手(未定)が組み、過去にPRIDEでシウバと対戦した桜庭和志が所英男と組んで対戦する。シウバは禁止薬物使用で、米ネバダ州のアスレチックコミッションから3年間の試合禁止処分を受けている。榊原実行委員長は「来年5月まで総合はできないと聞いているが、ここは日本。彼とは総合の複数試合契約を結び、16年中に日本で総合の試合をする」と明言した。

 また、スペシャルワンマッチとして高阪剛主宰のALLIANCE所属の悠太が、ベラトール所属の日本人、加藤久輝と対戦する。さらに、アマレスと総合格闘技の二足のわらじを履く、20年東京五輪代表候補、村田夏南子が、総合デビュー戦を行う。村田は「デビュー戦は緊張すると思うが、試合が始まったらレスリングの強さを証明して、最後は自分の手が上がるようにしたい」と意気込みを語った。

 試合は全部で12~13試合を予定している。昨年大みそかの旗揚げ戦で、ファイティングワールドGPの4強に入った選手や、アンディー・サワーらも出場が予定されている。