Bブロック第6戦で、前代未聞の誤審が起きた。矢野通(39)とマイケル・エルガン(30)の一戦は、試合途中から互いに急所をねらい合う珍妙な戦いとなった。
もともと、レフェリーの目をかすめ、急所攻撃からの丸め込みで勝負を決めることが多い矢野。レフェリーは、早めに両者の間に割って入り、時には腕を取って急所攻撃を防いでいた。しかし、2人の急所をねらった戦いは徐々にエスカレート。すると、矢野がレフェリーが背を向けたスキに、「痛え」と叫びながら急所をおさえリングに転がり痛がるしぐさを見せた。矢野のもとに駆け寄ったレフェリーは、そのまま試合終了の合図。何もしていないのに反則負けとなったエルガンは、ただぼうぜんとするだけだった。矢野は勝利者インタビューで「みなさんご存じの通り、世の中は証拠がすべて」と高笑い。エルガンは「レフェリーにやられた」と悔しがることしきりだった。


