第1回D王グランプリ(GP)2018の優勝決定戦が行われ、Bブロック1位の石川修司(42=フリー)が、Aブロック1位のHARASHIMAを破り、初代王者となった。

 序盤は、HARASHIMAのフットスタンプやランニング・ダブルニー(蒼魔刀)などで攻め立てられ、石川が劣勢。中盤も、エルボーの打ち合いなど互角の展開となったが、終盤に体力で勝る石川が、ラリアットや膝蹴りでリズムをつかむ。最後は、強烈な膝蹴りをHARASHIMAの顔面にたたきこみ、ジャイアントスラムで試合を決めた。この結果、3月25日の両国国技館大会メインで、石川は竹下幸之介(22)の持つKO-D無差別級王座への挑戦が決定した。

 昨年全日本プロレスで3冠ヘビー級王座を獲得するなど、ブレークした勢いは今年も健在。優勝トロフィーと賞金200万円をゲットした石川は、ダムネーションの仲間と、リング上で星野源の「恋」を熱唱。「両国で竹下に勝って、もう一度恋を歌います」と会場のファンと約束した。