新日本プロレスは29日に熊本大会を行い、内藤哲也(35)がIWGPインターコンチネンタル王者に返り咲いた。

 2度目の防衛を狙った王者鈴木みのる(49)と激突。制御不能な内藤と世界一性格の悪い鈴木との「混ぜるな危険」な戦いは、窮地の内藤がふらふらになりながら張り手で対抗。最後はこん身のデスティーノで流血した鈴木を葬り、昨年6月に失ったベルトを取り戻した。「2年かかって約束を果たせた」。16年4月、同月に起こった熊本地震で大会が中止となった。その時、さらに強くなり、熊本に戻ると誓っていた。前回の王者時代は「必要のない王座」とベルトを蹴るなど蛮行が目立ったが、「(思いは)変わりありません。明日以降の付き合い方を考えないといけない」と不敵に笑った。