元プロレスラーで参議院議員も務めたアントニオ猪木さんが1日午前7時40分、都内の自宅で心不全のため亡くなった。79歳だった。
プロレス史にさん然と輝く数々の名勝負を残した希代のレスラーであり、永遠のスーパースター。その足跡を写真で振り返る。
◆アントニオ猪木 元プロレスラーで参議院議員。1943年（昭18）2月20日、横浜市生まれ。家族とともに移住していたブラジルで、プロレスラー力道山にスカウトされて、日本プロレス入り。スピードあふれる正統派スタイルを貫き、コブラツイストや卍固め、延髄斬りなどを必殺技に活躍。プロレスラーとして数々のキャリアを築く。
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1960年 17歳 日本プロレス入団
- 力道山と帰国したブラジルからの新弟子、猪木寛至（1960年4月10日撮影）
- 力道山（左）の肩をもむ猪木（1963年5月4日撮影）
1967年 24歳 ＢＩ砲結成、看板コンビに
- インターナショナルタッグを防衛したジャイアント馬場（右）とアントニオ猪木（1968年６月17日）
- ジャイアント馬場（右）とアントニオ猪木（1970年8月4日）
1971年 28歳 結婚、そして翌年に新日本プロレス旗揚げ
- 71年、女優倍賞美津子と婚約
- 新日本プロレス道場開き 新日本プロレスを設立したアントニオ猪木（左）は世田谷区上野毛の自宅を道場に改装し、道場開きを行う。中央は倍賞美津子（1972年撮影）
- カール・ゴッチ対アントニオ猪木 カールゴッチ（手前）にヘッドシザーズをかけている猪木（１９７２年３月６日）
- 鳴り物入りで新日本プロレス入りした長州力(左)とアントニオ猪木（１９７３年12月）
- ルスカ（左）のスリーパーホールドに顔をゆがめるアントニオ猪木（1976年２月６日）
1976年 33歳 「世紀の一戦」ムハマド・アリと異種格闘技戦
- アントニオ猪木（右）の足へのキックを受けバランスを崩すモハメド・アリ（１９７６年６月２６日）
- 格闘技世界一決定戦でアンドレ・ザ・ジャイアント（左）と対戦するアントニオ猪木（１９７６年10月７日）
- タイガー・ジェット・シン（下）の足を決めるアントニオ猪木（１９７７年月日不明）
- 78年、ハンセンと対戦しトップロープに登るアントニオ猪木（左）
- アントニオ猪木（手前）にヘッドロックを決める坂口征二（１９７８年月日不明）
- ボブ・バックランド（右）にコブラツイストを決めるアントニオ猪木（１９７８年月日不明）
- 79年8月、夢のオールスター戦でタッグを組んで優勝したアントニオ猪木（右端）とジャイアント馬場（左端）
- 場外でアントニオ猪木（左）を投げ飛ばすハルク・ホーガン
- 新日本IWGPヘビー級選手権 クラッシャー・バンバン・ビガロ（右）に延髄斬りを見舞うアントニオ猪木（1987年8月2日）
1987年 44歳 巌流島決戦など名勝負は数知れず
- マサ斎藤（マサ斉藤＝左）はアントニオ猪木を締め上げる（１９８７年10月４日）
- ビッグ・バン・ベイダー（左）に延髄斬りを見舞うアントニオ猪木（１９８８年７月２９日）
- 藤波辰爾（下）に卍固めを見舞うアントニオ猪木（1988年8月8日撮影）
- 鈴木実（後の鈴木みのる＝左）にアームロックを決めるアントニオ猪木
- アントニオ猪木（後方）の反則攻撃で失神する天龍源一郎 （1994年1月4日）
- アントニオ猪木（下）をロープ越しに攻めるグレート・ムタ（1994年5月1日撮影）
1989年 46歳 スポーツ平和党を結成し政界にも進出
- 「スポーツ平和党」から参議院選挙に出馬したアントニオ猪木は馳浩（手前）、マサ斉藤（右）らに担がれてポーズを決める。左はガッツ石松（1989年7月日撮影）
- ３団体合同対抗戦を無事に終え、記念写真に納まる（前列左から）橋本真也、坂口征二、マサ斎藤、アントニオ猪木、蝶野正洋ら新日本の選手たち（１９９０年２月１０日撮影）
- 平和のための平壌国際体育・文化祝典」に参加するため北朝鮮を訪れ万景台の金日成の生家に立ち寄り案内人の説明を聞く（左から）ムハマド・アリ、リック・フレアー、アントニオ猪木（1995年4月29日撮影）
1998年 55歳 引退
- 引退試合で「ダァー」と叫ぶアントニオ猪木 (1998年4月4日撮影）
- アントニオ猪木引退試合（1998年4月4日）
- 自身のプロレス観を語ったアントニオ猪木参院議員（2018年12月5日）
