WBA世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)を2回1分19秒TKOで下し、決勝進出を決めた。
2回だった。井上が開始直後、左でのけぞらせる。30秒すぎにカウンターの左ショートフックでダウンを奪うと。次は左右のボディーで2度目のダウン。立て続けのワンツーで3度目のダウン。たまらずレフェリーは試合をストップさせた。無敗同士の対決となった大一番で、あらためて井上がその勝負強さを発揮した。
◆ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ・バンタム級準決勝12回戦
井上尚弥 | ○ | 2回 TKO | ● | ロドリゲス |
井上尚弥常に平常心で戦うと思ってイギリスに乗り込んできた。ロドリゲスもプレッシャーをかけてきて1ラウンドでは自分もどうなるかわからなかった。(会場の歓声に)ホーム感を感じて後押しをしてくれた。グラスゴーは思い出深い会場になった。ドネアは憧れの選手。ファイナルで戦うことは光栄。
【2回】井上が開始直後、左でのけぞらせる。30秒すぎカウンターの左ショートフックでダウンを奪う。ロドリゲスの顔面には鼻血がべっとりとつく。次は左右のボディーで2度目のダウン。ロドリゲスは首を振る。立て続けに左右のワンツーで3度目のダウン。たまらずレフェリーは試合をストップさせた。たまらずレフェリーが試合を止めた。2回1分19秒TKO勝利。
- WBSSバンタム級準決勝 井上対ロドリゲス 1回、ロドリゲス(右)にパンチを見舞う井上(撮影・滝沢徹郎)
- WBSSバンタム級準決勝 井上対ロドリゲス 1回、ロドリゲス(手前)にパンチを見舞う井上(撮影・滝沢徹郎)
- WBSSバンタム級準決勝 井上対ロドリゲス 2回、ロドリゲス(右)をパンチのけ反らせる井上(撮影・滝沢徹郎)
- WBSSバンタム級準決勝 井上対ロドリゲス2回、エマヌエル・ロドリゲス(奥)にパンチを見舞う井上(撮影・滝沢徹郎)
- WBSSバンタム級準決勝 井上対ロドリゲス 2回、ロドリゲス(奥)からダウンを奪い拳を突き上げる井上(撮影・滝沢徹郎)
- WBSSバンタム級準決勝 井上対ロドリゲス 2回、ロドリゲス(奥)からダウンを奪い拳を突き上げる井上(撮影・滝沢徹郎)
- WBSSバンタム級準決勝 井上対ロドリゲス 2回、ロドリゲスに勝利し雄たけびを上げる井上(撮影・滝沢徹郎)
- WBSSバンタム級準決勝 井上対ロドリゲス ロドリゲス(奥右)に勝利し大橋会長(手前)と抱き合って喜ぶ井上(撮影・滝沢徹郎)
- WBSSバンタム級準決勝 試合後、決勝で戦うドネア(右)と記念撮影する井上(撮影・滝沢徹郎)
【1回】2試合連続1回KO勝ち中の井上。1分すぎに右ストレートを決める。ロドリゲスもコンパクトなパンチを放つ。プレッシャーも強い。スピードは五分の印象。
- 井上尚弥とロドリゲス比較表
- 公開計量をクリアしポーズを決める井上尚弥(撮影・滝沢徹郎)
- 公開計量を終えロドリゲス(右)とにらみ合う井上(撮影・滝沢徹郎)
- WBSSバンタム級準決勝 井上-ロドリゲス戦が行われるSSEハイドロの全景(撮影・滝沢徹郎)
- WBSS独特の光の演出がされた会場(撮影・滝沢徹郎)