ボクシングの日本フェザー級タイトルマッチ10回戦は13日、東京・後楽園ホールで行われ、王者佐川遼(26=三迫)が6回3分09秒、KO勝ちし、2度目の防衛に成功した。

同級9位竹本雄利(24=クラトキ)のスピードある攻撃を冷静に見切ると、打ち終わりに的確にパンチを合わせ、流れを奪取。6回に右で効かせると、ボディーに連打を集め、試合を終わらせた。

WBC世界同級8位の実力者は、コロナ禍後、「聖地」初の有観客試合を勝利で飾り「いつ(世界挑戦の)チャンスが来てもおかしくない位置にいると思う。しっかり準備していきたい」と話した。佐川は戦績を10勝(5KO)1敗とした。