WBC世界スーパーバンタム級名誉王者西岡利晃(36=帝拳)が、世界4階級制覇王者でWBO同級王者ノニト・ドネア戦に9回TKO負けを喫してから一夜明けた14日(日本時間15日)、ドネアの怪物ぶりが明らかになった。

 実は試合前に2月のバスケス戦で痛めた古傷の左拳を悪化させた。試合でも1回途中に左人さし指の付け根の傷がぱっくりと開いた。得意の左フックはあまり打てず、西岡からダウンを奪った左アッパーと右ストレート中心に勝負していた。試合後、左拳の患部は骨も見えた状態で、9針も縫ったという。