関脇照ノ富士が1敗差に8人ひしめく大混戦を制し、うれしい初優勝を飾った。12勝3敗とし、今場所後の大関昇進に当確ランプをともした。
照ノ富士は、前頭6枚目碧山を寄り切って3敗を守った。3敗で並んでいた横綱白鵬が日馬富士に敗れたため、照ノ富士が歴代3位のスピードとなる初土俵から25場所目での優勝が決まった。
優勝インタビューは以下の通り。
-初優勝、おめでとうございます
照ノ富士 ありがとうございます。
-初めて抱いた賜杯の感触は
照ノ富士 とても、うれしかったです。
-重みは感じましたか
照ノ富士 相当、重かったです。
-結びの一番、部屋の横綱(日馬富士)が白鵬関を倒した。どんな思いでみていたか
照ノ富士 自分は自分の目標として、今年中に大関になろうと決めていた。その目標に近づくことが出来たと思います。これからも頑張りたいです。今日の一番は(日馬富士に)何とか勝ってもらいたいなという気持ちで、でも自分ではもう1番勝つつもりで、やるつもりで待っていました。
-日馬富士関が(支度部屋で)テレビを見上げている中で勝ちました
照ノ富士 涙が出そうになりました。
-大関昇進が確実になった
照ノ富士 ありがとうございます。
-年内に達成という目標が、達成されました
照ノ富士 (笑い)
-今日は碧山関との対戦だった。堅さがみられなかった
照ノ富士 もちろん自分の中では緊張していましたが、それを乗り越えて頑張ろうと、気持ちを入れ替えてやりました。
-「良くやった」と会場から声がありました
照ノ富士 ありがとうございます。
-4年前に日本にやってきました。モンゴルで見ていた大相撲はどのように映っていた
照ノ富士 自分は15歳の時から相撲を見て、自分で相撲をやりたいと思って、日本に来た。このように優勝するって夢みたいなことだったので、自分でそれ(賜杯)をもらっているのは夢みたいなことです
-(会場のファンから)「あんたはエライ!」の掛け声
-部屋の師匠や関取衆も後押ししてくれた
照ノ富士 日本に行くときから…。(言葉にならず)緊張してあまり…すみません。
-相撲より(優勝インタビューは)緊張している
照ノ富士 そうですね。
-感謝の気持ちを改めて
照ノ富士 まずお母さん、お父さんに感謝の気持ちでいっぱいです。そしから応援してくれる方々、そして親方、おかみさん、部屋の皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
-来場所から大関。どんな大関になりたいか
照ノ富士 頑張ります。エヘヘ
-その笑顔は(大関での奮起を)物語っていると思っていいか
照ノ富士 はい
-強い大関、横綱を目指して下さい
照ノ富士 頑張ります。