大相撲の音羽山親方(元大関貴ノ浪)が43歳で急逝し、日本相撲協会幹部から22日、早すぎる死を悼む声が相次いだ。

 北の湖理事長(元横綱)は「まだまだ後進に伝えることがあったと思う。天国から相撲をよく見てもらいたい」と話した。

 東京・両国国技館で報道陣に対応した同理事長は、現役時代の豪快な取り口を思い出し「身長を生かした相撲を取れるのは貴ノ浪だけだった。横綱になれる逸材だった」と懐かしんだ。

 尾車巡業部長(元大関琴風)は4月の春巡業で音羽山親方が、大関昇進前の照ノ富士らを熱心に指導した姿を覚えているという。「しっかりとした考えを持っていて、彼らの世代でリーダーシップをとる一人だった。協会にとって大きな損失」と悲しんだ。8月中旬には故人の故郷、青森県の2カ所で巡業が開催される予定で、尾車部長は「何か追善的なことができれば」と話した。