新関脇の高安(26=田子ノ浦)が、小結魁聖(29=友綱)を押し出し、1敗を守った。

 左を差して、自分の形を作りながら右上手をつかむ。相手が巻き替えにきたタイミングで、前に出ながら左おっつけ、はず押しで決めた。

 「しっかり体勢を保ちながら、いいところが取れたんで、じりじり出ました」と、理詰めの攻めを振り返った。

 4日目の栃煌山戦は動き回り、この日はじっくり四つで攻めた。「相手のよってしっかりポイントを攻めている。攻める姿勢を忘れないように」。突き押しでも、四つに組んでも相撲が取れる高安の良さが本場所で出ている。

 6日目は全勝の豪栄道と当たる。「いいスタートが切れているんで、このまま前向きにいきたいです。やることは一緒ですね」と話した。