1人横綱で臨んでいる鶴竜(32=井筒)が、前頭3枚目貴景勝(21=貴乃花)を押し出して、無傷の7連勝を飾った。押し出した際に鶴竜の左足つま先が先に出たのではと物言いがつき、およそ3分間の長い協議が行われたが、軍配は変わらなかった。

 連敗発進だった大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭4枚目松鳳山(34=二所ノ関)をはたき込んで5連勝を飾った。

 地元大阪出身の大関豪栄道(31=境川)も、前頭2枚目宝富士(31=伊勢ケ浜)を下手投げで下し5勝2敗とした。

 初場所で6年ぶりの平幕優勝を飾った関脇栃ノ心(30=春日野)も、前頭2枚目荒鷲(31=峰崎)を上手投げで下し5勝2敗。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)は、前頭3枚目琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)に寄り切られ3勝4敗となった。

 元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で3場所ぶりに出場の十両12枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同9枚目青狼(29=錣山)に突き落とされ3勝4敗となった。大関経験者としては4人目の十両陥落力士となった十両5枚目照ノ富士(26=伊勢ケ浜)は、同7枚目剣翔(26=追手風)を寄り切り4勝3敗とした。

 7日目を終わって勝ちっ放しは鶴竜、前頭6枚目魁聖(31=友綱)の2人。