大相撲九州場所で横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が2場所連続6回目の優勝を初の全勝で飾った。新横綱から2場所連続優勝は大横綱の大鵬以来59年ぶり。快挙を遂げた横綱が30歳の誕生日の29日、オンラインでの一夜明け会見に臨んだ。
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-一夜明けた気持ちは
照ノ富士(以下照) ゆっくりできたかなと思う。(違いは)特にないですね。今場所終わったら次の場所が始まる。それでずっとやってきましたから。そこに向けた準備ですから。九州場所から次の1月場所短いので。
-今場所振り返り
照 ちょっとずつ勝ち癖ついているのかなと思いました。勝たなければいけないというのもあるし、成績は残しているから。やり遂げた気持ちよさ味わいたいというか。
-心がけていたもの
照 普段からやっていったもの。右四つで前に出る。それしかやってこなかった。ずっとやってきたことが少しずつできるようになった。
-印象は
照 阿炎戦ですね。ずっと阿炎関の相撲を見てきた。突っ張りがどんなものか、やってみたかった。だれと当たっても関係ない。でも久しぶりに相撲をとりたい気持ちになった。攻められたがギリギリまで残せたのはよかった。
-1年振り返り
照 心がけてきた相撲にちょっとずつ近づいている。いいときもあれば悪いときもある。いい形になった。
-目標は
照 いつも高い目標をしている。なれたらいいなと思ってきた。
-新横綱からの連覇は大鵬さん以来
点 一生懸命やってきたこと。よかったと思う。
-目指しているもの
照 やっぱり負けない相撲。そこを目指していますね。
-今感じていること
照 なるまではただがむしゃら。なったらなったで責任を感じる。もっと頑張らないといけない気持ちになっています。
-来年の目標は
照 全勝目指して頑張っていきたいと思います。
-30歳で思うところは
照 別に何も考えていません。普段の自分がどんなものか。分かっているだろうし、顔を作るわけでもない。
-2年ぶり九州場所
照 場所開催できないこともあった。こうやって徐々に開催できるようになった。応援してもらっている人にありがたく思って頑張っていきたい。