綱とりの大関豊昇龍(25=立浪)は、文句なしの快勝で2連勝を飾った。

初日に、大関大の里を破っていた東前頭2枚目の翔猿(32=追手風)との対戦。過去13勝7敗も、前回対戦の秋場所で引き落としに敗れたあなどれない“くせ者”を完璧に仕留めた。立ち合いで狙った右上手は取れなかったが、すかさず左腕をたぐって右上手をつかむと強烈な引きつけで圧力をかけて寄り倒した。

先場所は千秋楽相星決戦の末、大関琴桜に敗れて13勝2敗の優勝次点だった。今場所は、琴桜とともに綱とりの位置付け。ただ、優勝に準ずる成績でも横綱昇進の可能性がある琴桜に対し、豊昇龍は優勝が絶対条件といえる。平成以降に誕生した11人の横綱で、昇進直前に2場所連続で優勝を逃した例はない。23年名古屋場所以来、2度目の優勝へと勢いを加速させたいところだ。

3日目は小結若隆景戦が組まれた。1年10カ月ぶりに顔を合わせた先場所こそ勝ったが、それまでの若隆景戦は3連敗。取組前の時点で、十両土俵を含めて4勝8敗と苦手としている。順調にスタートを切った綱とり場所の、最初の関門を迎えることになる。

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